比企 一晃院長
平成23年3月11日に発生した関東東北地方の大震災、津波被害、原発事故の被災者の方々
に心からお悔やみ申し上げます。
西大路病院では、診療圏の短期入院治療(全入院の85%)、3次救急病院などの後方医療機
関としての重症者長期管理、急性疾患トリアージなどを業務としてきました。これらの成果を認 められてこの度、看護基準の13対1へ変更を認可されました。今後も患者さまの立場に立った 医療を心掛けていきます。
当院のような内科系小病院に、どのような医療ニーズがあるのか?これを考え続けた
10年間でした。しかしながら、患者さまのお話をよくお伺いすれば、そこここにベッドの必要性
を見出せました。家事不能となったうつ病の患者さん、肺炎や喘息、下痢嘔吐や胃潰瘍、虚血 性腸炎、パーキンソン病、TIA、放置されていた糖尿病や高血圧、非代償性心不全、圧迫骨折 や蜂窩織炎など多彩な疾患に対応求められました。高齢者の患者さまが多いのですが、若年 でも、一人暮らしの学生さんや主婦の方が病気になると入院しなければゆっくり療養すること ができない現実もありました。一方、3次救急後方病院としての業務は、京都第二日赤病院様 との連携が主になっています。最初のうちは受け一方でしたが、現在は各科ともインターベン ションの必要な急性期疾患を活発に紹介させていただいています。医療法人となって10年間 経過しました。これまで大過なく診療を続けてこられたのもひとえに "人の和" あってのことと 勉強させていただきました。病院の職種だけでも様々ですが、物品や機械、薬品を納入される 方々や金融機関、税理士、弁護士の先生方など、小病院でも多岐多様な職能に触れる毎日 でした。これまでの皆様のご協力に職員一同御礼申し上げます。
平成21年10月から神経内科専門医であり内科専門医の資格もお持ちの、水谷先生(医学博
士)をお迎えしました。脳の機能障害を持たれる入院患者さまが多い当院では非常に貴重な 戦力です。常勤医が増えることによって、診療の一貫性が保たれ、よりよい医療を提供できる ことを期待しております。
比企 一晃(ひき かずあき)
専門 循環器内科(狭心症/高血圧/不整脈など)
昭和61年 京都大学医学部卒業
昭和62年-平成2年 社会保険小倉病院
平成2年 -平成6年 京都大学第三内科(循環器内)大学院
平成6年 -平成11年 京都大学医学部薬理学教室助手
(平成9年 -平成11年 豪州アデレード国立癌研究所 IMVS/HCCR 客員研究員)
平成12年 西大路病院院長/医療法人理事長
1) Cloning, characteriization, and chromosomal location of a novel human K+-CI-
cotransporter. JBiol Chem. 1999 Apr 9;274(15):10661-7
2) Purification of a novel endothelin-converting enzyma specific for big endothelin-3.
FEBS Lett. 1998 May 29;428(3):304-8
3) Purification of insoluble nitric oxide synthase from rat cerebellum
JBiochem(Tokyo). 1992 May ;111(5):556-8
4) Purification of nitric oxide synthase from rat macrophages.
JBiol Chem. 1991 Jul 5;266(19):12544-7
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